顔のスキンケアはしていたけれど、ワキは何もしていなかった。
気づいたらいつの間にか黒ずみが発生していた・・・しかも色素沈着のようになっていて、ハッキリ言って「汚い」。。
ワキの黒ずみは本当に!ショックですよね!!
普段は隠せる部分とはいえ、何もしなくても解消するわけはなく、悪化する一方です。
ワキの黒ずみを解消するためにはどんな成分が効くのでしょうか。
ワキの黒ずみを解消するための2つのポイント
ワキ毛の処理は何でしていますか?
ワキ毛の処理をする方法は沢山ありますよね。カミソリ、シェーバー、毛抜き、脱毛サロン、クリニック。最近では自宅でできる脱毛機が流行っています。
いずれの方法でもワキ毛を処理するたびにダメージを受けていることは間違いありません。ダメージは蓄積されています。
ワキの黒ずみを自分でケアする時のポイントは「保湿」と「細胞の新陳代謝」です。
黒ずみが進行した肌は硬く乾燥した状態。
顔のくすみ肌も同じような原因で、肌の表面を触ると潤っているように思えても実は肌の内側は乾燥している状態です。改善するためにはまず保湿、次に保湿を心がけてください。
そして、細胞の新陳代謝をよくすることです。黒ずみ肌は皮膚のターンオーバーのサイクルが乱れている状態が続いているので、新しい細胞を生成して黒ずみ(メラニン色素)を追い出しましょう。
ワキの黒ずみ解消に効く美容成分
ワキの黒ずみを解消するために良いと思われる美容成分は本当に沢山あります。中でも、保湿と細胞の新陳代謝に重要な美容成分を4つ挙げてみました。
甘草
あまくさ、ではなくカンゾウと読みます。紫色の花を咲かせる高さ50cmほどの植物で、根の長さは1~2mもあります。
この根は古来より漢方薬として使われてきました。胃痛や鎮痛、鎮咳の薬理作用があるとされています。
甘草は体の内側からだけではなく、体の外側、肌に塗っても効果的です。
肌に対して優れた効果が期待できる「グリチルリチン酸2K」という成分が甘草から作ることができます。これは荒れてしまったお肌を整える抗炎症作用があるとされ、医薬品では抗アレルギー薬に配合され、ボディケアではニキビケア化粧品や黒ずみ対策化粧品、石鹸など、食品では醤油などに含まれることも多々あります。
また、甘草フラボノイドという成分が甘草の根から抽出されます。甘草エキスというと甘草フラボノイドのことを指していることが多いです。
この甘草フラボノイドは、黒ずみの根本となるメラニンの生成を抑えて、さらにヒアルロン酸の分解を防ぐ働きがあります。美白効果が特に高く、ビタミンCの270倍と言われています。実際にシミに効果があるということで日々研究が進んでいます。
甘草による抗炎症と美白のダブルの力はとても頼もしく、黒ずみをケアするのであれば絶対にはずしたくない成分です。
プラセンタ
プラセンタは美白として有名ですよね。
プラセンタは動物の胎盤から生成される成分です。胎盤は母体と胎児をつなぐ重要な器官。新たな細胞を作るための栄養素をたっぷり含んでいます。
ヒト由来、豚由来、馬由来など動物性のものが主で、最近では類似の作用をもたらす植物性のものもあります。
プラセンタはメラニン色素の敵のような存在で、酸化を防ぐことで黒ずみになるのを予防したり、メラニンを作り出す酵素の働きを抑制してメラニンが作り出されるのを防ぎます。
また、既に出来てしまった黒ずみ対策にとても有効と思われるのが、新陳代謝です。黒ずみであるメラニン色素をなくすには、新しい細胞を作ってどんどん肌表面へ持ち上げていくことが大事。皮膚の生まれ変わりのリズムが崩れた状態では、メラニン色素は留まったままで黒ずみとなってしまいます。
プラセンタは栄養が豊富なので新しい細胞を作り、肌の新陳代謝を促してくれます。このように黒ずみを改善してくれる優秀な成分がプラセンタなのです。
セラミド
保湿に絶対欠かせないのがセラミドです。
例えば、目の前に土だけ入った植木鉢があると想像して下さい。その土は長い間ほったらかされていたので水分がなく硬くなった状態です。その土を掘り起こして肥料と植物の苗を入れようとしても、土は硬いので掘るのはかなり力が要りますよね。
でも水をまくと土は柔らかくなって、簡単に掘り起こすことができます。掘り起こせれば肥料も簡単に入れることができます。
それと同じことが肌でも起こっています。
黒ずみ肌は硬く栄養が入りにくい状態。まずは水分を与えてあげる必要があります。
美容成分の保湿力トップはセラミド。ヒアルロン酸やコラーゲンも保湿力は高いのですが、やっぱりセラミドには敵いません。
セラミドにも種類がありますが、中でもセラミド2(別名:N-ステアロイルジヒドロスフィンゴシン)やセラミド3(別名:N-ステアロイルフィトスフィンゴシン)はより保湿力が高いです。
加齢と共に顕著に減っていくのはセラミド3なので、積極的に使っていきたいですね。
アラントイン
穀物の胚芽などから抽出することができる成分です。
セラミドやプラセンタと違ってあまり聞いたことがないかもしれませんが、荒れた肌を改善してくれる上にアレルギー反応が起こりにくいので様々な化粧品などに入っています。
アラントインの特性として、古い細胞組織を除去する、鱗屑(りんせつ)を除去する作用があるとされています。
皮膚に残ったままの古い角質を除去してくれるということは、メラニンを含む角質も除去することになるので、黒ずみの改善が期待できます。