黄ぐすみとは、その名の通り、真皮が変色することによって肌の色が黄色くくすんでくることです。
とりわけ加齢に伴って、黄ぐすみを経験する方が多いと言われているため、その原因をはっきり理解した上で、正しく対処するようにしたいものです。
黄ぐすみの原因①カルボニル化
黄ぐすみの主な原因は、カルボニル化と糖化にあるとされています。
カルボニル化とは、真皮のたんぱく質と脂質の分解物が結びつくことによって肌が黄色く変色することを言います。
カルボニル化が起きる原因としては、紫外線や汚染物質、またストレスや栄養バランスの乱れ、そして加齢などがあります。加えて、喫煙の習慣がある人の場合、カルボニル化が起きやすいと言われています。
黄ぐすみの原因②糖化
このようなカルボニル化に加えて、黄ぐすみを引き起こす別の原因として、糖化と呼ばれるものがあります。
糖化とは、真皮のたんぱく質と糖質が結びついて起きるものです。
たとえば、糖分を過剰に摂取すると血糖値が上がります。その際、体はインスリンを出すことによって、上昇した血糖値を下げようとします。
この時に処理できなかった糖分がたんぱく質と結びついて、肌を黄色く変色させてしまうというわけです。
このように、黄ぐすみの原因を踏まえた上で、予防策を講じることができるでしょう。