乾燥する肌に良いスキンケア成分を探しているとセラミドという言葉を目にすることが多いと思います。セラミドには種類があり、中でもヒト型セラミドが保湿に効果的だとして多くの化粧品に配合されるようになってきました。でも、一体ヒト型セラミドとは何なのでしょうか。
ヒト型セラミドとは?
肌の水分を蓄え、外部の刺激から守る効果があるセラミド。
加齢とともに減ってくることで肌が衰えてしまいます。そこで外部から摂りいれようと、セラミド入りの化粧品が多く製造されています。
セラミドにも大きく分けて2つの種類があり、天然成分由来の天然セラミドと合成された合成セラミドがありますが、ヒト型セラミドは合成セラミドの一種になります。
セラミドはもともと人間の身体に存在しているものなのですが、その体内にあるセラミドとヒト型セラミドはほぼ同じ化学構造を持っていることが特徴です。
そのため、他の天然セラミドや合成セラミドよりも人間の肌に浸透しやすいという特性があります。
ナノ化に成功したヒト型セラミドの効果
また、ヒト型セラミドがもともと人間の体内にあるものとほぼ同じのため、敏感肌の人にも向いていると言われています。
ヒト型セラミドは水には全く溶けないというような特性があるため化粧品に配合されるのは困難だとされていましたが、分子を小さくするナノに成功したため、化粧品へも配合されるようになりました。
その結果肌への浸透力が増し、角質層の隅々まで潤うため、肌を外部の刺激から守ったり、肌内部の水分の蒸発を防ぐというバリア機能を存分に発揮することができるようになりました。
